あかの日常

大学生が日常で感じたことや思ったことを投稿していきます。

高身長だけど身長測って傷ついた話

身体測定に行って身長と体重を測った。細身な体系で、さらに身長もかなり高めなので身体測定は好きだ。大学生になってもいまだに伸びてるので、いつも身長を見るのが楽しみにしている。ちなみに今年は約1㎝伸びていた。しかし過去には身体測定が嫌になった時もあった。

 

 

高2の春ごろ身体測定のお知らせが配られた。先に書いた通りいつもどれぐらい伸びているかを楽しみにしているので、今回もお知らせをもらった時には少しウキウキしていた。クラス替えが終わった直後なので友達もおらず、もしかした身体測定をきっかけに「身長どれぐらいやった?」みたいな感じでしゃべりかけられるかもしれない。そんな淡い期待もあった。教室を移動し身長と体重を測り始めた。期待通り身長が伸びていた。1.5cmほどだがまわりは、ほとんどの人が伸びていない様子だったのでこれはかなりの伸びしろだろう。すると自分の後ろの人から、「身長どれぐらいやった?」と聞かれた。ちょっと興奮気味に答えた。当時クラスでも1、2番目の高さだったので少なからず自信を持っていたのだろう。案の定というのか「すげーな。うらやましいな。」と言われた。うれしかった。自慢みたいなものでとても気持ちよかった。

教室に帰るとみんなが身長を見せ合っていた。「これは勝ったな」と確信した。クラスで1番高い人を探していて自分が出ないわけがない。そう信じていた。これならみんなに話しかけられてあわよくば会話の中に混ぜてもらいたい、なんて思いながら待っていた。

しばらくして自分にも順番が回ってきた。どうやら一番高いやつ最有力候補のようだ。

「身体測定の結果どんな感じ?」

聞かれた。

ここまで想像通りの展開。さっきまで話してた別の有力候補は俺より1㎝低かったって盗み聞いた。ならこの後も想像通りの展開が来るはず!完全に勝ちだ!

そんなことを考えながらも表では冷静を装って

「これぐらいだったよ。」

と、身体測定の結果が書かれた紙を渡した。

「おおすげー。」

期待通りの声が返ってきた。そう思った。

BMI超低いやん。ガリガリやな。マッチ棒みたい。」

違った。彼らが探していたのは身長一番ではなくBMIが一番低いやつだった。

「雷に打たれたら骨透けて見えるんちゃうん。」

負けたと思った。そんなに簡単に思い通りにはいかせてくれなかった。当然その後も話に入れることもなく身体測定の話は、消えていった。もしもあの時超やせ型じゃなかったら…なんて思った。

 

そんなわけでこの年の身体測定は苦い思い出となった。ついでにこの出来事を反省して筋トレをするようになった。まあ筋肉がつかないどころか何故かさらに体重が落ちてしまうのだがそれはまた別のお話。